2016年11月16日 荻塾開催レポート
2016年11月16日に荻塾を開催しました。
石橋湛山をテーマに、湛山が語っていた地方自治、軍縮、政党政治について、現在の政治状況と照らし合わせながら考えてみました。
石橋湛山が今の時代に至るまで、他の政治家とは趣の異なる敬意を払われているのは、今も昔も他の政治家には見ることの出来ない、透徹した哲学性が彼の背後に見えている事によるのだと思います。
その哲学は普遍性を感じさせながら、政界においては異端児の様相を感じさせ、公職追放や政党の遍歴など決して順風満帆とは言えない政治的キャリアを乗り越え自民党第二代総裁となった湛山。
病に倒れ僅か二か月で総理総裁の座を岸信介に譲り、岸政権は日米安保体制をあらたに強化し、現在の日米同盟の根幹を形成していきます。
「湛山が総理を続けていたら日本はまた違っていた」とよく言われます。何が違うと感じさせるのか、今そのように思える私たちが自ら答えを見つけるべきなのでしょう。
荻原隆宏